当初の天気予報では決勝が始まる頃には雨があがるはずだったが、決勝前のウォームアップ走行が終わってもまだ上空には雨雲が残り雨が続いていた。
雨が降る上に風も強く危険なために、レースアンバサダーがグリッドボードを持って各チームのグリッドへ立つことは直前にキャンセルとなってしまった。
残念ながらグリッドボードはなくなってしまったが、4号車グッドスマイル 初音ミク AMGはポールポジションの為、全車がグリッドに着いたのちに間を通り、先頭のグリッドに並んだ。
グリッドウォークや国家斉唱を経ても雨は止まず、そのままウェットコンディションで決勝レースが始まった。
スタートドライバーは片岡選手が担当。
午後1時30分、フォーメーションラップが始まったが、雨が降り続き路面の水量が多いことから、セーフティーカーは戻らず隊列のまま走行となった。
5周目、セーフティーカーが戻りレースが始まったが、2コーナーでGT500の車両が多重クラッシュをしてすぐに再びセーフティーカーとなった。
大きなクラッシュでパーツも多く飛び散っていた為に、片岡選手はそのクラッシュ現場を通る際、777号車に前に出られてしまった。
レースはドライバーの救助、車両の回収の為、赤旗となった。
午後1時55分、セーフティーカー先導で隊列が動きだし、11周目からレースが再開された。
タイヤのウォームアップ性能がいいダンロップを装着した777号車にギャップを付けられ、後ろからは同じくダンロップユーザーの61号車に迫られ、防戦となる。
しかし、13周目からは4号車もペースを取り戻し、逆に777号車に迫っていった。
14周目、ここでコースオフしてグラベルにはまってしまったGT500車両の回収の為にまたセーフティーカーが出された。
19周目、レースが再開されると再び777号車に迫る。
21周目のヘアピンでピタリと背後につけ、パイパーコーナーで777号車のインに入るが、4号車はここで少し挙動を乱してしまった。そして777号車に接触してしまい、777号車はスピン。コースに復帰しようとしてグラベルにはまりFCYが出された。
23周目、レースが再開。ペースを戻して後続とのギャップを作る。
しかし、先ほどの接触に対してドライブスルーペナルティが出されてしまった。
32周目、ペナルティを消化すると7番手に後退するが、その周20号車を抜き6番手に。そしてこのタイミングで2番手にいた61号車はルーティンのピット作業をおこなった。
43周目、すぐ前にいた0号車がルーティン作業の為にピットに向かい5番手。
44周目、65号車がピットに入り4番手。
44周目、3番手を走っていた18号車が4番手の6号車に押されてスピン。スピンした18号車の横を抜けたので、3番手に浮上。
46周を走ったところで、チームは片岡選手をピットに呼び、ルーティンのピット作業。谷口選手へと交代し、給油とスリックタイヤへの交換をおこないピットアウト。他のチームに先駆けてスリックタイヤを装着した。
その後ライバルたちもスリックを履くために2回目のピットに向かい、順位が目まぐるしく変わっていった。
60周目、周りもスリックに替え終わると4号車は5番手となっていた。
ここから前の96号車を追いかけ始めるが、63周目にGT500車両がコースオフ、そのままマシンを止めてしまった為FCY、そしてセーフティーカーとなった。
69周目、レースが再開。
71周目、56号車に抜かれてしまい6番手に後退。
73周目、65号車と18号車が競る2台が接触し、18号車はコースオフ。すぐにコースへ復帰するものの18号車はペースが少し落ちたところを4号車を抜き
77周目、18号車がマシントラブルで止まってしまい5番手に。
78周目、96号車をダブルヘアピンでオーバーテイク。そのまま4位でチェッカーを受けた。
【決勝リザルト】
65-26-56-4-96-87-666-0-2-11-45-61-60-45
ここまで入賞の15台
5-7-360-62-30-18-31-48-777-22
ここまで完走
52-20-6

