メカニックは前日夜遅くまで、予選後に見つかった不具合のあるパーツを交換と、セッティングの見直しの作業を行い、決勝日に備えた。
決勝レース前に行われる20分間のウォームアップ走行は片岡選手が乗りこみマシンの確認を進めた。マシンの感触は良く、順調に周回を重ねていったが、セッション終了間際に4号車グッドスマイル 初音ミク AMGはスプーンカーブの内側にマシンを止めてしまった。
ホイールナットが緩みホイールが揺れてブレーキと干渉し、ホイールが破損したためにパンクしてしまった為だった。
オフィシャルによる車両の回収が行われ積載車でピットロードへと戻ってきたが、グリッドへのコースオープン間際だった為、各車がピットを離れてからのチームピットへの移動となった。その為、メカニックはレースへの給油とタイヤ交換を済ませなんとかマシンをコースへと送り出そうとするものの、残念ながら時間が足りずピットスタートという厳しい状況となってしまった。
決勝レースのスタートドライバーは片岡選手が担当。GT300の隊列が過ぎピットロードエンドのシグナルがグリーンになるとコースへと飛び出していった。
スタートの接触でポジションを下げていた30号車にすぐに追いつき5周目にオーバーテイク。さらにその周のシケインの飛び込みで22号車を追い抜き27番手へと上がった。
次のターゲットは6号車ですぐに1秒以内に追いついた。6号車の前は20号車、31号車までが集団で争っており、4号車もそこへと加わった。
11周目、96号車がS字で接触がありコースオフしたあと、コースに復帰するもののダメージの為かスロー走行となったところを前に出て26番手に。
さらに15周目、61号車もS字で後方の車からの接触がありコースオフ、グラベルにはまってしまったので25番手へと上がった。
61号車はすぐに抜け出すことが出来ない状態だったのでFCYが掲示され、全車80Km/hでの走行となった。
そして、FCYの間にピットウィンドウはオープンとなっていた為にFCYが解除されると多くのマシンがピットロードへと滑り込んできた。
4号車もここでピットを選択。隣の65号車も先に入っていた為にピット前に斜めに停めるダイブポジションでグッドスマイル 初音ミク AMGが入ってきた。
ドライバー交代、給油を行っているところで、隣の65号車が先に作業が終わり発進。その際にウイング同士が接触。4号車の左の翼端板が外れてしまった。その際にメカニックもあわや接触するところだったが、間一髪逃れていた。
4号車は給油後、タイヤ4輪交換をおこないコースへと復帰した。ピットインが斜めに止まるダイブポジションだった為に、侵入スピードでのロス、コースへと戻る際もメカニックがマシンを少し後方に押してから発進する必要があるなど、ロスタイムがあり、前半コース上で抜いていた22号車よりも後ろ27番手での復帰となっていた。
マシンはエアロにダメージがあるものの、谷口選手は自己ベストタイム何度も更新するペースで周回を重ねていった。
36周目、ピット後ペースが上がる前の48号車の前に出て25番手に上がる。
38周目に87号車がスロー走行し、24番手に。
43周目、130Rで52号車がクラッシュ。すぐにFCY、そしてSCへと変更された。4号車は23番手に浮上した。
クラッシュした車両の回収、スポンジバリアの修復のために時間がかかり、48周を走ったところでセーフティーの隊列のままチェッカーとなった。
19番手でチェッカーを受けていた26号車が、セーフティーカー中の追い抜きによってレース結果に40秒のタイム加算があり、4号車グッドスマイル 初音ミク AMGは1つポジションが上がり22位という結果となった。
本来狙っていた結果とは程遠く、レース後にはチーム全体でのミーティングを行った。次戦菅生では好成績が出るように、改めてチーム一丸となり挑みます!
