ウォームアップ走行の際にGT500の39号車と60号車が接触をし、赤旗が出された影響で進行は10分ディレイとなっていた。
12時50分、フォーメーションラップがスタート。通常は警察車両先導のパレードラップのあとに、1周のフォーメーションラップだが、低い気温/路温の為に2周のフォーメーションラップに変更された。
片岡選手がスタートドライバーを務め、2周のフォーメーションラップを終えてレースがスタートするが、ストレートに戻ってきた際に隊列が伸びてしまっていた為にここでポジションを上げることは出来なかった。前を走る11号車と1秒以内にいたが、後ろの777号車も迫り、6周目に777号車に抜かれ10番手となった。
さらに8周目には65号車にも抜かれ11番手と入賞圏外に後退してしまった。この周前をを走っていた56号車がマシントラブルでピットへと戻ったため10番手にあがった。シケインの立ち上がりから52号車になればれ、S字までサイドバイサイドで戦ったがイン側にいた52号車が前に出たため11番手にもどってしまった。
9周目、デグナーでGT500の17号車と交錯した87号車がコースオフ。87号車は自走が出来ないため回収待ちとなった。
片岡選手はこのFCYの解除のタイミングを狙い52号車を抜き返し9番手に。しかし、96号車に抜かれてしまい10番手に。
16周目にピットウィンドウが開くと、すぐにピットへ向かうライバルが多かったが、4号車はタイミングをずらし、17周を終えたところでピットへと向かった。
谷口選手へと交代し、タイヤは4輪とも替えず給油のみでピットアウト。気温/路温ともに低くタイヤが温まりにくいコンディションと、抜きどころの少ない鈴鹿でトラックポジションを上位にいる方が有利と考えた作戦だ。
他のチームもタイヤ無交換や、2輪交換のチームを選択するチームが多かった。
28周目、48号車がマシントラブルでスロー走行し、そのままガードレールの切れ間にマシンを止めたが、その間にコース上はFCYとなっていた。
翌周にはFCYは解除されレースが再開されるとタイヤが冷えたからかペースが上がらず、30周目に6号車、777号車、61号車に立て続けに抜かれ8番手に後退してしまった。
そこからもなかなかペースが上げられず、40周目に11号車、45周目に96号車に抜かれ10番手となってしまった。
そこから後ろの52号車とは15秒差があり、47周目になんとか入賞圏内でチェッカーを受けた。
優勝は圧倒的な速さでポールトゥウィンの88号車、2位に2号車、3位に31号車となった。
88号車は4位でチェッカーを受けた65号車をポイントを4ポイント上回り、逆転チャンピオンとなった。