田ヶ原章蔵
菊地 靖
大崎莉央奈・美山蘭
佐藤陽南
富士スピードウェイのStudie Racing GarageにてBMW専門店のStudieがSUPER GTのGT300クラスにBMW Z4で参戦すると発表した。チーム名は「Studie & GLAD with ASADA Racing」。
1戦目
痛車となってサーキットに登場し、大きな話題を振りまいたものの、燃料タンクに関するレギュレーション違反のため出場停止に。主催者の配慮でグリッドには並べさせてもらった。
2戦目
今度こそと意気込んで乗り込んだものの、練習走行中に突如オイル系統のトラブルが発生し炎上、さらにエンジンブローしてしまう。ミクZ4は、またもやデビューできずに終わってしまう。
3戦目
予選落ちしたものの、決勝では見事に完走。18位でチェッカーを受けた。3戦目にしてようやくまともなレースができたのだった。
この最終戦のみ、46号車のフェアレディZが鏡音リン・レンの痛車となって出走した。なお、46号車はこのレースでシリーズチャンピオンに輝いた。
(C)Crypton Future Media, INC. www.piapro.net / (C)Studie GLAD Racing
4戦目
「Studie GLAD Racing」とチーム名を改めて出発した2009年。悪天候に悩まされて、予選は通過できなかったが、決勝では若干のトラブルを抱えつつ15位で完走した。
5戦目
エンジン出力が上がった代わりにほかの部分に負荷がかかったのか、練習走行で修復不可能なダメージを負ってしまい、リタイヤを決断した。
6戦目
これまで予選を通過できずに決勝に出場するための「嘆願書」を提出していたが、ここにきてようやく予選を突破することができたうえに、無事に完走した。
7戦目
決勝レース中にほかのマシンとの接触でウィングなどを破損してしまうも、なんとか17位でゴールした。
8戦目
ミクZ4が痛レースカーとしてGTデビューして1年が経過した。ただし、レースはアクセルワイヤーが切れてしまいリタイヤ。
夕闇に映えるマシンを決める「トワイライトエレガンスマシンコンテスト」のファン投票で1位を獲得し、表彰台に上った。
サードドライバーとして、番場 琢選手が初登場し、速さを見せつけた。
9戦目
スターティンググリッドに並んだものの、エンジントラブルが発生し、そのままリタイヤになった。
10戦目
菊地選手に変わって、番場選手がチームに正式加入した。
ポイント圏内である10位でゴールし、初音ミクGTプロジェクトに初ポイントをもたらした。わずか1ポイントだが、チームにとっては大きな意味があった。
11戦目
決勝レースは走り出してすぐに駆動系のトラブルが発生し、懸命な修理にもかかわらずレース終了までに復帰することはできなかった。この年のシリーズランキングは26位。
参戦当初から密着取材を続けているASCII.jpが、ミクZ4応援シートを開催。100人近いファンが集まった。
(C)Crypton Future Media, INC. www.piapro.net / (C)Studie GLAD Racing