27戦目
ついに2台体制になった初音ミクGTプロジェクト。0号車に谷口選手と片岡龍也選手のダブルエース、4号車は番場選手とカムバックした佐々木選手が担当。
0号車はなかなか順位を上げられなかったが、波乱のレース展開を乗り切り初戦を3位表彰台で飾った。
28戦目
練習走行で番場選手が痛恨のクラッシュ。ボンネットが破損したため、急遽無地のボンネットに変更し、ファンのみんながそこに寄せ書きをした。
荒れる天候を制して、レースの主導権を握った0号車。ちょい濡れ路面になった残り数周でトップに躍り出て、1位でチェッカーを受けた。
29戦目
タイヤ無交換作戦で2位にまで踊り出たものの、ファイナルラップでガス欠のためストップしてしまった。
30戦目
マシンをアップデートしたばかりの0号車だったが、予選が15位と奮わず、決勝レースも苦しい戦いで7位でゴールするのが精一杯だった。
31戦目
レース序盤、最初のドライバーである片岡選手は1位を走るが突如ガス欠になってしまい、ストップ。1000kmのレースを早々にリタイヤしてしまった。
接触などのトラブルがあったものの、番場選手と佐々木選手の4号車は粘り強く1000kmを走りきり、4号車最高位である7位でフィニッシュした。
32戦目
性能調整によりトップスピードが伸びない2012年仕様の0号車だが、高速サーキットの富士スピードウェイではそれが顕著に。抜きたくても抜けない我慢のレースを強いられた。
33戦目
レース中のピットインで、0号車はピットレーン速度違反を言い渡されペナルティーを受けることに。これにより大幅に順位を落としてしまう。
オートポリス戦が終わった時点で、チャンピオンになるにはポイントが足りないことが判明。最終戦を前に2連覇の夢は潰えてしまった。
34戦目
夢の2台体制でチャンピオン防衛を目指した2012シーズン。残念ながら防衛は叶わず、シリーズランキングは0号車が5位、4号車は22位という結果に終わった。
35戦目
谷口選手が担当した第2レースは、3位を走っていたところマシンに異変が発生。そのままピットに入ってしまい、残念ながら完走扱いの20位という結果になってしまった。
0号車:(C) GAN / Crypton Future Media, INC. www.piapro.net
4号車:(C) SEGA / (C) Crypton Future Media, INC. www.piapro.net デザイン協力 :ねんどろいど
36戦目
前年逃してしまった王座を再び取り戻すため、参戦マシンをBMW Z4 GT3を1台に絞り、ドライバーは谷口選手と片岡選手のダブルエース体制で2013シーズンを戦う。
巧みなレース戦略で6番手スタートから、2位まで順位をあげてゴールした。
37戦目
ストレートスピードに劣るミクZはピット戦略で前に出る。しかし、3位を走行中、突如リヤタイヤがバースト。1コーナーで発生したために、ほぼ1周パンクのまま走らねばならなかった。
38戦目
水温のトラブルやタイヤと路面のマッチングなど、悪い状況が重なり、予選は16位という結果になってしまった。決勝では6位まで順位を上げるも、そこから上に行くには苦しい状況だった。
39戦目
レース中盤、突如として雨が降ってきた。しかし、いつまで降り続くのかはわからない。順位が上げられないミクZ4は、ここでレインタイヤに交換するという賭けに出た。残念ながら雨はすぐに弱まってしまい、再びスリックタイヤに戻すも、時すでに遅し……。
40戦目
BMWからワークスドライバーのヨルグ・ミューラー選手が派遣された。初めて走るGTで上位陣と変わらないタイムを出し、その実力を見せつけた。
実力派ドライバー3人だからこそできる、他チームより1回ピットに多く入る作戦で、なんと2位に! しかし、レース後の車検が通らずに失格という裁定が下った。
41戦目
2012年5月の富士戦以来遠ざかっていた優勝。絶妙なレース運びで、富士スピードウェイで今季初勝利を飾った。
42戦目
悪天候のため予選日がなくなり、決勝日に予選と決勝を行なうという変則的スケジュールだった。こういった不測の事態に強い両ドライバーの走りで、誰もが驚く2連勝を達成してランキング2位に上昇。一気にチャンピオン候補の一角になった。
43戦目
破竹の勢いで、このまま王座奪還なるか!? と思われたが、最終戦は4位。シリーズランキングは3位に終わった。
44戦目
トヨタ・86をミクZ4と同じカラーリングにして走ったレジェンドカップ。2013年はレジェンドドライバーと86レースのドライバーが組むことに。ほぼ最後尾からのスタートだったが、本気を出して優勝した。
片岡選手が担当した第1レースは、序盤の接触でマシンに異変が起き、そのままリタイヤとなった。
谷口選手は第2レースに出場。8番手からのスタートだったが、序盤の混戦を制して徐々に順位をアップ。2013年最後のレースを3位で終えた。
(C) saitom / Crypton Future Media, INC. www.piapro.net Illustration by saitom Costume design by 島崎麻里