前日に引き続き快晴の岡山国際サーキットでSUPER GT第1戦の決勝が始まった。
4号車グッドスマイル 初音ミク AMGのスタートドライバーは片岡選手が担当し、6番グリッドから上位を狙った。
13時30分、気温28℃路面温度42℃というコンディションの中、岡山県警が先導しパレードラップ開始。1周走ったところで警察車両がピットに入ると、続いてセーフティーカー先導のフォーメーションラップがおこなわれた。
今シーズン導入された予選レギュレーションにより、予選で出走できなかったマシンや規定タイムに届かなかったマシンはパレードラップのあとにピットロードへ入り、ピットロードスタートとなることになった。その為、30号車、777号車はピットロードへと戻り、ホームストレートからは24台のマシンがスタート。
片岡選手はスタートを上手く決めて、前の7号車、96号車をオーバーテイクし、一気に4番手に浮上した。
先にスタートしたGT500とGT300の後方でそれぞれ接触があり停止車両がいた為、すぐにセーフティーカーが導入された。
8周目、セーフティーカーが戻りレースが再開。前を走る65号車、2号車、61号車のペースがよく、4号車以降とのギャップを次第に離していった。しかし、4号車と続く7号車も後続の車両よりはペースが速い為、後ろとのギャップも広げていった。
バックストレートエンドのヘアピンでは7号車が並んでくることもあったが、片岡選手は絶妙なライン取りでポジションをキープした。
3番手を走行していた61号車のペースが少しずつ落ちてきてギャップが無くなると、61号車、4号車、7号車の3台で3番手争いが熾烈になってきた。
29周目、4号車はアトウッドカーブで61号車に並びバックストレートエンドのヘアピンで前に出て3番手に浮上した。
34周目、4号車はピットに向かい、谷口選手へと交代、給油とタイヤを4輪交換してコースへと戻った。
50周目、65号車がピットに入りGT300全車がピットを済ませたところで、タイヤ無交換作戦を取ったチームやピット作業時間が短いチームが上に来ていた為、4号車は8番手となっていた。
54周目、パイパーコーナーで87号車、61号車、88号車に前に出られて11番手に順位を落としてしまった。
60周目、ダブルヘアピンで前方を走っていた5号車、61号車が接触して5号車がスピン。4号車は10番手に上がった。この接触で5号車をコースに復帰させる作業の為FCYが導入されたが、62周目には解除された。
67周目、先ほどの接触で61号車にドライブスルーペナルティーが出た為、4号車は9番手に浮上した。
ここから前の88号車と1秒以内のギャップで前を狙ったが、抜くことは出来ず76周目にチェッカーを受けた。
9位入賞で2ポイントを獲得した。
優勝はタイヤ無交換作戦を決めた2号車で、65号車、7号車と続いた。